バリ旅行2日目

7時起床。天気はくもり。朝食付きなので1階のレストランへ向かう。
なんと!日本人だらけなのにビックリした。
このホテルは安いクタツアーなどに利用されているようです。
朝食は当たり障りのないアメリカンブレックファスト。
バイキング形式のようなのでスクランブルエッグをオーダーして他のものは自分で取ってきます。
トーストとスープとサラダ。今日は長距離移動なので軽めにしておきます。

10時にチャーターした車がピックアップしに来てくれるので早めにチェックアウトしたのですが、既に車は来ていました。
ガイドはガルーガさん、マタハリツアーです。
何故車をチャーターしたのかと言うとホテルのピックアップが片道$55、チャーターも$55。
同じ$55なら融通が聞くチャーターの方がいいだろうということです。
またタクシーだと目的地が非常に遠いので割り増し料金を取られ、$70以上かかるであろうという見積もりです。
とりあえずスーパーに寄ってもらい蚊取り線香(現地ではモスキートコイルと呼んでいます)や水などを買い今日の宿ワカショレアへ向かいます。
車が走り出すと「ワカショレアノジュウショワカリマスカ?バショワカラナイ」。
は??住所分からない??調べてないのか????そうですこのガイドさん何も下調べしてないんです。
ホテルのバウチャーを見せましたがよく解らないようで「ダイジョウブ。アトデ」だそうです。
後で誰かに道を尋ねるということですね。
デンパサールを抜けて西海岸沿いを北へ向かいます。
西海岸とは言っても海沿いの道はほとんどなく、途切れることのない町中を進んでいきます。

バリのドライバーバリの人の運転は恐ろしい程に荒く生きた心地がしません。
前の車が遅ければなんの躊躇もせずに追い越します。
対向車が近づいていてもお構い無しです。
さらに追い越し際に幅寄せして接触することも日常です。
バイクは大人なら2人、子供も合わせれば4人まで乗ってもいいそうです。

膝の上に乳児を置いて走っているオバチャンもいます。
逆走するバイクも多々います。
こんな恐怖を味わいつつ1時間半、そろそろトイレに行きたくなりますがガイドさんに尋ねても「ココトイレナイ」。
いやいやそうじゃなくて行かなきゃならないのね、トイレは。
やっと小汚い食堂に到着しトイレを借りれることになりました。

ガイドさんとドライバーさんはここで弁当を買うそうです。
トイレは食堂の外にあります。薄暗い小屋の奥に小部屋がいくつか並んでいます。
その一つの扉を開けるとタイル張りの床と壁、そして湯船のようなものがあり水が溢れ出ています。
しかし便器がありません。
壁に向かってすればいいのだろうか。。。
でも『大』はどうするんだろう。。。。
さらに奥の扉を開けるとありました。便器付きの部屋です。
ここで用を足し気持ち悪いのでそそくさと撤収しました。
水が掛け流しなので思った程汚くはありませんが。
最初に入った便器のない小部屋は多分シャワールームなのではないかと後で気が付きました。
しばしの休憩を終え、再び長い道のりに出発です。
ここからさらに2時間ほどかかりワカショレアのフロントに到着です。
丁度チェクインの時間14時の到着になりました。
ガイドさん達はまた4時間近くかけて会社へ戻ります。大変だ。。
ホテル自体は国立公園の中にあるためこのフロントでチェックインします。
この敷地にはフロントだけでなく他の建物もあるのでダイビングやらクルーズやらもやっているような感じです。

本当の楽園チェックインを済ませると桟橋へ移動しボートに乗ります。
ホテルへはボートでしか行けません。俗世間から隔離された世界です。
波は驚く程穏やかで僅か10分程でホテルの桟橋に到着しました。
桟橋に着いても砂浜とジャングルが見えるだけで建物が見えません。
木を1本も切らずに建設したらしく完全に森と同化しています。
森に入れば建物が次々と現れます。
ウェルカムドリンクを飲み、野生動物には餌をあげてないけない等の注意事項を聞き部屋へと案内されます。
各部屋は独立したタイプのバンガロータイプです。
騒音は一切なく波の音と風の音、鳥や動物の鳴き声しか聞こえない静寂のホテルです。
部屋は広くはありませんが十分な広さです。
まず屋外の通路から木の階段を上がるとそこがウッドデッキのベランダになっていてデッキチェアが2つ置かれています。手すりがないので開放感がありますがちょっと危険です。
扉はドアではなく引き戸タイプで前面がガラス張りになっているよくあるタイプの造りです。
室内の中央にベッドがあり蚊帳も付いています。
ソファーは1脚、エアコン、冷蔵庫はありますが、テレビはありません(必要ないですね)。
天井にファンが付いていますが、回さない方が涼しいです。
セキュリティーボックスは設置されておらず頼めば持って来てくれるようですが、『持って来れる』ということは『持っていける』わけであまりセキュリティーの意味をなさないような代物なので借りませんでした。
それよりも貴重品はスーツケースに入れ部屋の調度品にくくり付けた方が安全かと思います。
壁の扉を開けると洗面所、トイレ、一番奥がシャワーです。
ミネラルウォーターが毎日サーブされ、蚊取り線香、殺虫剤が常備され重宝しますが、強力虫除けは体に悪そうなので使いませんでした。

何もやらない贅沢今回の旅のコンセプトは『何もやらないこと』です。
このホテルではシュノーケルやダイビング、ジャングル探検等様々な有料アクティビティが用意されていますが、何もやらないことにしています。
昼食は唯一のレストラン兼バーでミーゴレンを頂きましたが、ちょっと味が濃すぎなのとコゲ味が混ざっていて美味しくありません。
先行きが不安です。昼食を済ませたら部屋でのんびりするのみです。
窓を開けて風を入れたいところですが、猿や野豚が部屋に入って来てしまうので解放厳禁なのです。
エアコンにあたりながら暫しお昼寝です。zzzzzz
16時、アフタヌーンティーのサービスがあるのでプールサイドへ。
紅茶とおやつをいただいた。結構なボリュームで夕食が食べられるか心配になります。
このティータイム中に夕食のオーダーを要求されます。
ゲストが多いので先に聞いておかないと作るのが間に合わないそうです。
しかし満腹時にオーダーを取るというのもなんだか変ですね。注文する気になりません。
昼食のまずさが気になるところですが、アヤムゴレンを注文。
時間は20時の予約にしました。夕食までは再びゴロゴロしたり散歩したりします。
さて、あまりお腹も空いていませんが時間なので夕食を頂きにいきます。
晴れていれば海沿いにあるテーブルでのディナーになるのですが、今日は雨がぱらついていたのでレストランでのディナーでした。
アヤムゴレンを頂きましたが、普通においしいです。
昼間のミーゴレンは多分失敗作だったのでしょう。この味なら3日間過ごせそうです。
部屋に戻ればシャワーを浴び寝るだけです。
このホテルのシャワー、ちょっと驚きです。こんな辺境の地でありながら熱〜いお湯が出るんです。
各部屋毎にお湯のタンクがあるらしく蛇口をひねるとすぐお湯が出ます。
ただタンクの容量はあまり多くないようですのでのんびりシャワーを浴びていると水になってしまうかもしれません。
私が使ったかぎりではそういったことはありませんでした。
バスタブはヴィラにのみあるそうです。