ホワイトセージに関する小言

ホワイトセージに関して。

今まで他所様のビジネスをとやかく言うつもりはありませんでしたので静観していましたが
あまりにも目に余る状態になってきましたので皆さんへの注意喚起として少し書いてみることにしました。

今までもホワイトセージの茎のみを販売している業者は幾つか知っていました。
まず、なぜ茎のみを販売するのでしょう。
答えはこうです。
品質の悪いホワイトセージは湿気を多く含み燃えません。
また、こういった業者は正しい燃やし方も心得ていません。
そのため燃えやすい葉っぱのみを茎からむしり取り販売します。
残った茎を捨ててしまうのはもったいないので特価品や卸販売と称して安く売っているのです。

こういった奇妙な売り方をしている業者や胡散臭い効能書きを押し出している業者のほとんどは
一過性の流行ものとしてしか考えていないため飽きたら(売れなければ)取り扱いをやめてしまいます。

ところが先日、以前から動向を監視していた一番問題のある業者が茎の部分を「セージの中で一番浄化力が強い」という
インチキな説明を追加して販売していました。
茎を効率よく売るためのデタラメです。
葉っぱ部分はもちろん販売しています。
分けて販売する理由は上記の通りです。
この業者は以前から茶色いセージを「新鮮」と謳い販売していました。

一番始めに書きましたが、他所のビジネスに口を挟むつもりはありません。
しかしこういった悪質なやり方をしている業者が増えてしまうとホワイトセージの存在自体が危うくなってしまいます。
私はホワイトセージを単なる「物」とは考えていません。
ネイティブアメリカンが1000年以上守り続けた神聖なものだと考えています。
彼らの文化に敬意を払っています。
ホワイトセージが変な方向へ傾いてしまうのは防がなければいけないと考えています。

ホワイトセージ愛好者の皆さんに少しでも正しい知識を身に付けていただくことが
こういった悪質な業者を追い出す一番の方法だと考えています。

良いセージ屋の見つけ方

●クラスタータイプ(茎に葉っぱがついた状態のもの)を取り扱っている。
●茎だけの商品を販売しているところはダメ。
当店でも葉っぱだけの商品はありますが、茎から取れてしまったものを集めてパッキングしたものです。
葉っぱのみをむしり取ったりすることは一切ありません。
●ワンド類が袋に入っているか。(むき出しで陳列しているところはかなり多いです。)
●直射日光が当っていないか。湿度が高くないか。
●入荷日や収穫日を質問してみる。(これはちゃんと答えられないところがほとんどかも知れません)
●セージの色を確認する。(茶色のものは枯れている状態です)
「枯れている」状態と「乾燥している」状態は全く異なります。
「枯れている」というのはバクテリアが繁殖して変質した状態のことです。
「乾燥している」というのは水分が抜けた状態のことです。
乾燥した葉っぱを湿度の高い環境下に長期間置いておけばバクテリアが付着し、枯れた状態になります。

皆さん、知見を広めてよいセージを使ってくださいね。