20年以上前に30万円かけてオーダーしたギター。
色が気に入らず剥がしてみたもののうまく塗装が出来ずにそのままの状態で使用して20年が経過してしまいました。
いい加減綺麗にしてあげようと一念発起しました。
塗装を剥がしたといっても下地は残しておいたので一応木の表面は保護されており、楽器の状態としては特に問題はないと思っています。
まずやることは表面の仕上げです。
かなりいい加減にペーパー掛けをしたので擦り傷が無数にあります。
これを240、400、600,1000番のペーパーで水研ぎします。
先にも書きましたが、下地が残っているので水研ぎしても大丈夫ですが、木地がむき出しの状態の場合(全部剥がした場合)は水はやめた方がいいでしょう。数日乾燥させた程度では元には戻りません。安物だったら構いませんが。
細かい傷は多々ありますが大丈夫でしょう。。
一応すべすべになりました。
問題なのは何を塗るか、何色にするかです。
20年前もここで躓いてやめてしまったのですが、20年経ってもやはり大きな問題でした。
私は木目大好きなのでシースルー一択です。
これで選択肢が一気に狭まります。
塗りつぶしで良ければ好きな色とクリアのラッカースプレーを買えばいいだけ。
シースルーとなるとそうはいきません。
第一希望は紫系ですが、そんなスプレーはありません。
シースルーだと赤、青、黄、緑程度しかなさそうです。
エアブラシがあれば色を調合できますが、今は持っていません。
ということでスプレーは諦めてニス系で探してみます。
手塗りでも表面を磨けば平らになるだろうと前向きに考えてみました。
ニスであれば色と艶の両方を一度に確保できそうな気がします。
検討の結果、アサヒペンのジェルカラーニスのワインレッドにしてみました。
ウレタン系という点と布で塗れる点が決め手です。
青系があれば調合して紫が作れたのですが、残念です。
なんとなく絵を描いてみました。
ジェルカラーニスです。
ネックのジョイントのネジ穴に紐を通して風呂場にぶら下げます。
布にニスを出して塗ってみます。
なんだかイメージと違いますが一通り塗ってみます。
薄く塗ればムラはできないようです。
数時間乾かしてチェック。。う~ん。。。全然違う。。。。
乾き具合をチェックして2度目。
若干色は濃くなりましたが色合いがイメージからはかけ離れています。。。
ワインレッドというよりもブドウジュースの沈殿物のような色。。
仕上がりが不安になりました。
早くも別の案を考えだす始末。
やっぱり面倒がらずに下地まで剥がしてからステインで塗装したほうが良かったのでしょうか。
何度か重ね塗りしましたが、マホガニーのような色合いになってしまいました。
その上ムラだらけです。。
ムラができないとの謳い文句だったのですが、これではちょっと。。。
せっかく始めた作業なのでやる気がなくなる前に決断します。
やり直し!
ここまでのまとめ
下地(シーラー)を残した状態でのジェルカラーニスは上手くいきません。
続く・・
その2>