旅の装備を一新させるべくバックパックを探していました。条件としてはまず背面長が合っているもの。今まで使っていたものはどれも大き過ぎで背負い辛く結構疲れるものでしたので今回は適切な背面長のものを、ということです。次に背面の通気性。暑い場所しか行きませんので背中の通気性はかなり重要です。そして生地の厚さ。登山用ではなく旅行用としての用途がほとんどなのである程度生地の厚さがあり丈夫なもの。
紆余曲折あり決定したのがオスプレーのオーラ35です。これ女性用ということですが、たいした違いはないだろうということでこれにしました。男性用はアトモスなのですが、こちらは色が絶望的に格好悪いのでオーラになりました。
アトモス
ここからレビュー
購入したのはSサイズのピニヨングリーン。女性用のSということで若干躊躇しましたが、白人女性のSと考えれば納得です。色はとてもいいです。男性用ももう少し色に拘るべきですね。縫製はあまり褒められません。見えてはいけない糸が飛び出ていたり、ベルト類の先端の処理が全て斜めになっていたりと間違いなく中国製だと言い切れる仕上がりです。
背負い心地
背面長は43〜45cmぐらいなのでSでいいはずですが、かなり小さい印象です。背負ってみるとやはりかなり小さい印象ですが、今までのものが大きすぎたので小さく感じるだけなのでしょうか。適切なサイズのものを背負ったことがないのでよく判りません。ショルダーベルトは全く違和感もなく男性用との違いは感じません。腰ベルトは若干脇腹に当たる感じがしますが、問題になるレベルではありません。背面の形状云々は全く違和感もなく問題ありません。
背面
アルミのフレームにメッシュが張ってあり、本体とはかなり離れています。通気性は完璧でしょう。KATAのカメラバッグで同じ構造のものを持っていますが、汗をかいても背中にくっつかずとても快適です。
ポケット
手前のポケットです。ペンホルダーや小さいポケットが中に付いていると非常に便利なのですが、皆無です。ただぽっかりと穴があいているだけ、そんな感じです。ステンレスのボトル(750ml/長さ23cm)がすっぽり入りますので容量はそれなりにあります。
てっぺんに付いている小ポケット。こちらはジッパーの紐がなんとなく隠れるので防犯上いいかもしれません。中はメッシュになっており、紐付きフックが付いています。フックは樹脂製で心許ないのでカラビナをつけて使うことにしました。こちらもステンレスのボトルがすっぽり収まります。
メイン収納部
容量が32Lとのことですが、どういった計算なのでしょうか?細かいことは抜きにして手持ちのコロンビアの34Lのものと比較しても大差ないように見えますので十分な広さです。背中側にハイドレーション用のポケットがあり、ここをラップトップやタブレット用にする人も多いと思いますが、ちょっと厳しそうです。↑の背面の画像の「air speed」の文字の上下にフレームが通っており、これが内側に出っ張っているためラップトップの出し入れはほぼ無理です。タブレットならなとかなりそうですが、生地がとても薄く(100Dかな?)ちょっと引っ掛けただけで破れてしまいそうな雰囲気なのでこのポケットの使用は躊躇してしまいます。なぜこれほど薄い生地を使ったのでしょう。もう少し厚い方が安心できます。
↓裏の文字が透けて見えます。
メッシュポケットの裏側にもフックが隠れています。貴重品をぶら下げるのにいいかもしれません。
外部
正面に伸びるポケットが付いています。こちらもステンレスボトルがすっぽり収まります。両サイドにに伸びるポケットがあり、ペットボトル等が収まります。腰ベルトのポケットは結構大きめですが、真横よりも若干後ろ気味のため開け閉めがし辛く使い勝手は良くなさそうです。デジカメは別の場所にしまう方が良さそうです。トレッキングポールを取り付ける?為のグレーのゴムひもはベルクロで止められているので取り外しが可能です。ここにカラビナ取り付けも可能です。不満な点もいくつかありますが、なかなか良いバックパックではないでしょうか。