前回導入したものはデンソーのイリジウムパワー。高性能だが低寿命というもの。推奨走行距離は15000〜20000km。交換から16000kmほど走行したので交換します。最近排気ガスが非常に臭いのでプラグの性能が低下しているのだと思います。今回も同じくイリジウムパワーのIKH20。6本セットで¥5000ぐらいです。ヤフーショップのバイク屋で購入。アマゾンは偽物が多いので避けたほうが無難です。
必要工具はプラグレンチとトルクレンチ。エンジンの化粧カバーを外すトルクスなど。
ボンネットを開けてカバーとブラケットを外します。
作業の前にオイル漏れの確認。ヘッドカバーガスケットの周辺から滲んでいます。BMWではこの程度ではオイル漏れとは言いませんが多少気になります。
イグニッションコイルのコネクタを外してコイルを引っこ抜きます。
前回交換時にも見かけた煤のようなゴミを掃除機で吸い取ります。
プラグレンチでプラグを外し、新品と交換します。確実な作業をする為、1番から順番に行いました。
新品との比較。電極が減っているように見えます。
取り付けは手締めで行い回らなくなってから1/2回転。若しくは20〜30Nm。今回はトルクレンチで20Nmで締めました。
コイルをしっかり嵌め込んでコネクタの接点に接点復活スプレーを塗布して組み付けて完了。
2番以降も同じ手順で行います。
5番はコイルの先端にオイルが付着していました。どこから漏れたのだろう???
前回同様ネジ部分がオイルまみれになっています。前回もネジ部分の掃除をせずに組み込んだので汚れるのは当然でした。今回も掃除せずに組んでしまいました。掃除すべきだったような気がします。
交換後は予想通り排気ガスの匂いが劇的に少なくなりました。ほとんど匂いません。また、エンジン音は非常に静かになりアクセルがかなり軽くなりました。燃費も良くなるだろうと思います。
外したプラグを1番から見てみます。
1番
カーボン付着多め。碍子脚部にもカーボン付着。ネジ部オイル付着。
2番
カーボン付着多め。碍子脚部にもカーボン付着。ネジ部オイル付着。
3番
カーボン付着多め。碍子脚部にもカーボン付着。ネジ部オイル付着。
4番
カーボン付着多め。碍子脚部にもカーボン付着。ネジ部少量のオイル付着。
5番
カーボン付着多め。碍子脚部にもカーボン付着。
6番
カーボン付着多め。碍子脚部にもカーボン付着。ネジ部少量のオイル付着。
4〜6番は1〜3番よりも状態は良いようですが、全体的にカーボンが多めです。前回交換時よりも酷いのが気になります。短距離走行が多いの原因だと思われますが、燃料が濃い可能性もあります。以前かなり調子が悪かった時期に「P0174」のエラーが頻発していましたが、これは混合気が薄いというものです。つまり混合気が薄い(空気が多い)ので燃料をたくさん吹きますよと車が言っている状態です。このエラーは現在は出ていませんが、もしかすると燃料の噴射量は多めになっているのかもしれません。燃費が良くない理由も解る気がします。