乗り心地改善計画の第1弾。
フロントのスタビライザー(スウェイバー)のマウントブッシュとリンク(ペンドラムサポート)を交換しました。
この2つはセットでの交換をお勧めします。セット交換の方が作業効率が上がります。
用意したパーツはどちらもドイツのマイレ(MEYLE)製。評判が分かれるメーカーですが安かったのでこれにしました。
用意する工具は13mmロングソケット、エクステンション、ラチェット、16mmコンビネーションスパナ、16mmソケット、(15mmソケット)。
まずジャッキで上げてタイヤを外します。
スタビリンクの上部のナット(16mm)を緩めます。
ナットを緩めるとボルトが傾いてきますがとりあえず放っておきます。
続いて下部のナットも同様に緩めます。
こちらもボルトが傾いてくるのでこのままではリンクが抜けません。
別のジャッキを使いスタビライザーを支えておきます。
13mmのロングソケットとエクステンションを使いマウントブッシュを外します。
このナットを緩めるとスタビライザーが下がってくるのでジャッキはそれを支える為の物です。
ナットを外したらスタビに掛けていたジャッキをゆっくり下げます。
スタビライザーが解放されるのでリンクも簡単に外せるようになります。
マウントはマイナスドライバーで金具をこじって外し、ブッシュをスタビから外します。
劣化で固くなっているように思っていましたが、思ったよりも柔らかく簡単に取れました。
新品と比較してもかなり柔らかいです。
スタビリンクは予想以上に劣化していました。
ボルト部分はグニャグニャになっており手で簡単で曲げることが出来る状態です。
運転席側はブーツが破れ、中身が出ていました。
38000km程の走行距離ですが交換時期だったようです。
取り付け
リンクを装着し、ゆるみ止めを塗布しナットを締めておきます。
※マイレのナットはまさかの15mmでした。純正は16mmですのでサイズが異なります。
15mmのソケットを持っていませんでしたので手締めで済ませることになりました。
ブッシュの内側にシリコングリースを塗ります。
金具の内側にもシリコングリースを塗ります。
ブッシュをスタビにはめてから金具をはめます。
ジャッキでスタビを持ち上げてマウントブッシュのナットを締めます。
締め付けトルクは21Nmです。
リンクのナットを本締めし(58Nm)終了。
トルクレンチできっちり締めるが最良ですが、15mmのソケットがありませんので手締めで済ませました。
運転席側は下部に何かのセンサーがあり、非常に作業し辛い状態です。
作業時間は3.5時間程。要領を掴むまでは時間がかかりました。
リンクとマウントは同時進行が効率がいいです。
かかった費用ですが、どちらもヨーロッパのからの輸入ですのでかなり安く収まりました。
ブッシュは¥2700、リンクは¥5000です。
交換後の試走。
劇的に変わりました。
フロントの剛性感が上がったような感じです。
スタビライザーが利いているということでしょうか。
轍にハンドルを取られる感じも無くなり、細かい凹凸も吸収しているような感じになりました。
高級車の感覚です。
ただ、前後のバランスは悪くなったように感じます。
フロントは高級車、リアはボロ車、そんな感じです。
リアも近いうちに交換した方が良さそうです。
ここまではっきりと体感できるとは思っていませんでした。
これは交換して損は無いパーツです。
技術的にも難しくはないのでおすすめです。
純正番号
ペンドラムサポート(スタビリンク):31356780847
Sウタビライザーマウントブッシュ:31351094556