ホピのシルバージュエリー入荷しました

KOKOPELLIでは本格的にホピ族のシルバージュエリーの取り扱いを始めます。

カチナのモチーフを中心にカチナドール専門店ならではのラインナップにしたいと考えています。
もちろん全てホピのアーティストが制作した本物です。

第1段はバングル、マネークリップ、キーリング等10数点の入荷となります。
近日中に販売を開始いたします。
今後はオリジナルのデザインも考えています。

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KOKOPELLI Katsina Doll
http://kachina.studio-kokopelli.co.uk/
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カチナのお話 第17回 Thunder Maker

今回は前回と雨繋がりでThunder Makerを。

Thunder Makerは雷を呼び、作物のために雨を降らせます。
儀式に現れる際はブルローラー(ガラガラ音がする)を持ち
雷の音を再現しながら踊ります。

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KOKOPELLI Katsina Doll
http://kachina.studio-kokopelli.co.uk/
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カチナのお話 第16回 Shalako

そろそろ梅雨に突入ということで雨に関するカチナを紹介します。
ホピにとって雨は最も大切なものなので雨に関係するカチナは数多く存在します。
その中でも雲を司るカチナは直接雨に関わる大切な存在です。
Shalakoは雲系のカチナの大親分でカチナというよろも神に近い存在です。
常に他の雲系のカチナを従えています。
身長は2〜3mほどもあり、他のカチナとは別格の存在です。
Mana(女性)とTaka(男性)の2種類あり、着ているもので区別が付きます。
頭飾りは雲や雨、湿気を表すシンボルで埋め尽くされています。
ズニ族にもシャラコは存在し、似たような出で立ちをしています。
最近のカチナドールの傾向ではWater MaidenやPalhik Mana(バタフライ)等
顔立ちが酷似しているものが多く存在しますが、体が羽で覆われているものが
シャラコということになります。

画像はHarold Nevayaktewa氏制作のオールドスタイルのシャラコ。
羽をふんだんに使い仕上げています。

カチナのお話 第15回 Pot Carrier

Pot Carrier、直訳すれば壷の運び人。
水瓶を運ぶ人を指しているものと思われます。
水は貴重なものだったため特別な役割だったのかもしれません。
遥か東の部族にもPot Carrierは存在しますので東の部族から伝わったものと考えられます。
ホピ族ではMatia/Talakin/Malachpeta/Malatsmo等数多くの名前を持ち、
Matiaはランナーカチナとして現れる際の呼び名とされています。
顔には特徴的な大きな手が描かれているためHand Katsinaとも呼ばれています。
元々数種類存在していた手の模様が描かれたカチナが
時間とともに一つにまとめられたのではないかと思われます。

Heard Museumの紹介

アリゾナ州の州都フェニックスにあるHeard Museumを紹介します。
場所はフェニックスのダウンタウン、Central Avenue沿いにあります。
主な展示物は様々なネイティブアメリカンの部族が使用している衣装や道具類、
中でもカチナドールの展示数は恐らく世界一ではないかと思われるほどの数です。
バスケットや陶器類も数多く展示されています。
その他現代アート作品も数多く展示されています。
フェニックスに行く機会がある方は是非行ってみてください。

住所
2301 N. Central Avenue (Central & Encanto)Phoenix, AZ 85004

時間
Open Daily 9:30 a.m. to 5 p.m.
Closed: New Year’s Day, Easter, Memorial Day, Independence Day,
Labor Day, Thanksgiving and Christmas

URL
http://www.heard.org/

入場料
一般:$10
入場料を支払えば出入り自由ですので1日中いることも可能です。

写真撮影
フラッシュは使用不可。三脚は許可が必要。
館内は薄暗くフラッシュも使えないため、実質的には撮影不可のようなものですが、露出やISO感度などを変更できる一眼デジタルであれば問題ありません。

ちなみにこのページの館内画像は中段ISO:800::シャッター:1/8::絞り:3.5
下段ISO:800::シャッター:1/4::絞り:3.5
ガラスに押し付けながらの撮影ですが、若干手ぶれしています。
レリーズ使用をお勧めします。

アリゾナより帰国しました。

昨日無事に帰国いたしました。
今回はHopi
Kachinas: The Complete Guide to Collecting Kachina
Dolls
など多くのカチナ関連の書籍を執筆しているバートン・ライト氏や
ホピアーティストの巨匠ニール・デイビッド氏などにも会うことができサインも貰ってしまいました。
また、昨年来日したマニュエル・チャバリア氏宅にもおじゃましました。
ちなみにマニュエル氏のカチナドールはセカンドメサのカルチュアルセンターのギャラリーにて購入可能です。(奥様が経営しています)
ホピ村まで行けない方はココペリにてお買い求めください。

買い付けてきたカチナドールは少しずつアップしていきます。
カチナギャラリーでは全てご覧いただけます。

Museum of Northern Arizona


フラッグスタッフ郊外にあるMuseum of Northern Arizona通称MNAを紹介します。
場所はアリゾナ州フラッグスタッフの中心から180号線を北に5マイル程行った森の中にあります。
建物は森の中にひっそりとたたずんでいるので全く目立たちません。
駐車場も思いのほか小さい不思議な博物館です。
展示されているものはフラッグスタッフ周辺から出土した先住民(古代プエブロ)の出土品や恐竜の骨などで、土器や道具類は数も多い上クオリティも高くかなり見応えがあります。
最大の見せ物はキヴァを再現し壁一面にホピの絵が描かれたブースです。
人類の歩みを表現した壁画は非常に興味深く考えさせられる内容です。
また、かなり古い年代のカチナドールも多く展示されています。


入場料は$7 公式HPはこちら(手作りチックで少し見づらい)
http://www.musnaz.org/

グランドキャニオンからは1.5時間ほど
セドナからは1時間ほど